肌の角質の仕組みや構造

肌の角質の仕組みや構造

角質とは

角質とは、皮膚の最も表面にある0.02㎜の非常に薄い層です。サランラップのようと形容されることもしばしばで、「角層かくそう」とも呼ばれます。

角質の層にはなんと角層細胞が14~15層も重なっており、肌の潤いを保つ保湿・保水の役割があります。重なっている角質の間の空間は角層細胞間脂質で満たされているため隙間がなく、皮膚から水分が蒸発してしまうのを防ぐ仕組みになっています。

つまり角質そのものはレンガのように大まかに塞ぐ役割があり、その間をしっかり埋めるのが角質細胞間脂質です。この角質は、さらに下にある「角化細胞ケラチノサイト」によって生み出されます。

厳密には、このケラチノサイトが増殖した際に、核のない細胞を生み出し、それが肌の最表面層に移動して肌全体を守るバリアの役割を果たすようになります。

機能の仕方

角質は線維状のタンパク質「ケラチン」を大量に含んでおり、これが吸水によって柔らかくなる柔軟性を備えています。

これにより、角質は表面を保護しながらも柔軟に形を変えて常に最適な形状へと変化することが可能になります。さらには、健康的な角質層は約2割程度の水分を常に含んでいます。

これが、いわゆる「潤い」やもちもち肌の基礎となるもので、しなやかで強い肌には、常にこの2割の水分が保たれています。これ以上でも以下でもなく、角質は常に適切な水分量を保持することで肌の健康を維持します。

つまり、あまりに保湿や化粧水を付けてしまうと、水分飽和状態となり、肌から蒸発してしまいます。この時に角質の中にある水分も一緒に出ていってしまい、化粧水を欠かさず付けているのに乾燥肌に悩まされる、ということになりかねません。

角質のお手入れは、あくまでも肌の状態合わせた適切な用法を守って行いましょう。

角質の役割

角質層の役割は、主に内と外へのバリアです。0.02ミリの角質層ですが、このおかげで肌は最近の侵入をブロックし、肌の水分を守り、形を留めることが出来ています。

角質細胞間脂質は「セラミド」とも呼ばれ(約40パーセントがセラミドで出来ている)、ここが水分の保持と維持に関わっています。肌が完璧に機能していれば、たとえ湿度0パーセントの環境でも肌を乾燥させずに守ることが出来ます。

それほど角質の役割は大きく、人体の構造の基本的ながら神秘的な部分となっています。いぼもシミも、この角質の強靭な働きを取り戻すことで、かなりの程度改善することが期待されます。