肌にできものやいぼができる理由

肌にできものやいぼができる理由

それは単なるニキビかも

できものやいぼが出来る理由は幾つかあります。最も代表的で治癒も簡単なのはニキビです。これは皮脂腺から分泌された皮脂が、詰まった毛穴に溜まることで受け皿を作ってしまい、そこに「アクネ菌」が繁殖することで発生します。

皮脂腺があれば体中どこにでもできるのが特徴で、特に思春期の体の変化が著しい時や、大人でも不規則な生活習慣やストレスによる体のバランスが乱れた時に生じます

語義によるいぼや、できものとの厳密な違いはありませんが、ニキビは自然に治るという特徴があります。(※ニキビは正式名称ではないため。正しくは尋常性痤瘡じんじょうせいざそう

昔を思い出せば、ニキビはいつも顔周りに発生したものの、現れては消えの繰り返しだったのではないでしょうか。ニキビは、皮膚の調子や皮脂腺の分泌が元に戻れば自然と消滅し、潰さなければ治った後もきれいに無くなります

ウイルス性のいぼ

ウイルス性のいぼは、皮膚内部に外部からウイルスが侵入することで発生します。通常、皮膚は角層によって強力に守られています。

しかし傷ができたり肌荒れによるひび割れから雑菌が侵入すると、その菌が皮膚の真皮の一歩手前にある「基底細胞」にたどり着いて繁殖します。

基底細胞は表面の角質を生み出していますが、細菌による活性化により大量に増殖してしまうため、増えた分がその上にある有棘層や顆粒層を押し上げて盛り上がってしまいます。これがいぼの発生です。

ウイルス性のいぼには自宅でのセルフケアは効果がないとされており、除去には皮膚科などでの液体窒素治療やレーザー治療が必要です。傷口だけでなく、通常の肌荒れや髭剃りなどでも発生の要因となり得ます

つまり皮膚が弱っていると、どうしても細菌の侵入を許してしまうため、ウイルス性のいぼが発生しやすいという訳です。

老人性いぼ、粉瘤

他には老人性いぼや粉瘤といった理由が挙げられます。老人性いぼは加齢や老化と共に肌の生まれ変わるサイクルである「ターンオーバー」が正常でなくなり、不要なメラニンを排出できないことで発生します。

この場合、肌を溶かしていぼを除去する「サリチル酸」配合の塗り薬などが効果的かもしれません。あるいは、皮膚の下に嚢胞のうほうとい呼ばれる袋ができ、そこに老廃物が溜まることで発生する粉瘤ふんりゅうかもしれません。

その場合は、皮膚科や整形外科での摘出手術が必要です。放っておいても害はないものの、破れて化膿したりすると酷い痛みを発生させることがあるので注意が必要です。