肌の代謝の仕組みと健康上の注意

肌の代謝の仕組みと健康上の注意

肌の代謝「ターンオーバー」

肌の代謝、つまり古いものと新しいものが入れ替わる「ターンオーバー」はどのように機能しているのでしょうか?ターンオーバーは肌の「表皮」で行われています。

表皮とは、肌の一番外側に位置する層すべてのことで、その下に「真皮」と「皮下組織」がくっついています。表皮には、外部からの細菌の侵入や衝撃からの保護という役割があり、内部からは水分が出ていこうとするのを防ぐ保護壁の働きをしています。

これらの層は常に新しい細胞との入れ替わりを繰り返しており、それを代謝、とりわけ肌の場合はターンオーバーと呼ばれています。

この過程は「角化かくか」とも呼ばれ、新しい細胞が角化しながら、目的とする細胞に姿を変え、一定期間役割を果たした後に垢となって落ちていく過程全体がその代謝の仕組みです。

個人差もありますが、一般的には28日周期で完了するのが正常なターンオーバーです。

なぜターンオーバーが乱れるか

いぼやニキビ、その他の皮膚疾患は、このターンオーバーが乱れているゆえに発生するのが一因です。非常に緻密に機能しているにもかかわらず、なぜ肌のターンオーバーが乱れるのでしょうか?

一つには生活習慣が関係しています。夜更かしや不健康な食生活、暴飲暴食や過度の疲労・ストレスが体の調子を崩してしまうのは広く知られた事実です。

しかし疲労や体調の悪さだけでなく、肌が生まれ変わるターンオーバーまで狂わせてしまうのが生活習慣の乱れです。特に、現代社会ではストレスの様々な影響がようやく理解されるようになりました。

夜更かしも不健康な食事も無理なダイエットもしていないのに、極度のストレスを感じるだけで、肌の調子が悪くなることはもはや珍しくありません。

外部からの刺激

あるいは、外部からの刺激も肌へのダメージとなります。肌には刺激を与えないのが一番です。摩擦や圧力、乾燥や紫外線を浴びることなどはどれもダメージを与える刺激となります。スキンケアを一生懸命行うより、そもそも受けているダメージを減らす方が効果的なほどです。

こうしてダメージを受けた肌は、ターンオーバーのサイクルを早めてしまい、それにより十分に成長した細胞を生産できないまま、肌の代謝を進めざるを得なくなってしまいます。

これは弱い肌、つまり肌荒れや細菌の侵入、摩擦などの刺激に対して抵抗力の弱い肌になってしまうということを意味しています。

以上が簡潔な肌の代謝の仕組みになりますが、非常に繊細なバランスの上に成り立っているのが肌の健康です。